先日開催されたイベント地域活性化研究会(STONY)の様子を報告します。
講師をお招きして、地域活性化の研究や事例を学ぶイベントSTONY。
今回は「栃木市地域おこし協力隊」の遠藤 百合子さんをお招きしました。
遠藤さんは栃木県日光市で生まれ育ち、大学進学を機に上京。民間企業、NPOを経て、栃木市に移住。
現在は栃木市の地域おこし協力隊として「嘉右衛門町伝建地区(かうえもんちょうでんけんちく)」の活性化に携わっています。
嘉右衛門町伝建地区では、今もなお歴史的な町並みや景観が残っています。築100年を超える建物内で若い人たちがお店を開くといった動きもありますが、市外からの認知度は低く、観光で訪れる人は少ないそうです。
そこで遠藤さんは、この地域の魅力を伝えるために様々なイベントを開催。
情報発信のためにホームページや広報誌を作成する他、訪れた人がまちなかを楽しめるようにローカルガイドを作成。地域に興味を持つ人が増えるよう、様々な活動をしてきました。
「お金をかけなくても仲間と場所があれば、地域を盛り上げることができる」と遠藤さんは話します。
これまでの活動は、遠藤さんの活動に共感した地域の方々の協力により成り立っているようです。
地域に住む方々とのコミュニケーションを大事にし、共感者や仲間を増やすこと。
自分一人でやろうとしない、苦手なことは仲間にお願いするなど、しっかりと線引きをしていること。
これらのことが地域で活動するときに大事なのだと思いました。
遠藤さん、ありがとうございました。