思川流しびな保存会

思川流しびな保存会は、小山の夏の風物詩である「思川の流しびな」を継続することを目的として2020年2月に設立され、ひな人形を作るワークショップや思川で流しびなをするイベントなどを行っています。2021年11月現在、正会員が17人、保存会の活動を支援する特別会員が11法人ほどいます。

流しびなは全国的に多くの地域で春に行われるのに対し、小山では夏に行われるのが特徴です。また、ひな人形(下野人形)づくりに使われる和紙は伝統技法である「下野しぼり」によるものです。なお、下野しぼりは小山市無形文化財及び栃木県伝統工芸に指定されています。小山の流しびなは60年ほど前から一般向けに行われはじめ、徐々に大きな行事として開催されるようになりました。流しびなを今後も続けていくため、将来を担う若者とも連携しながら活動に取り組んでいます。

 思川流しびな保存会代表の諏訪ちひろさんは、「この2年間はコロナ禍で大勢の人を対象としたイベントは難しかったですが、流しびなをしたいという有志が集まり、伝統を途切れさせずに流しびなを続けられたことがとても印象的でした」と仰っていました。また、「将来的には大勢の人が参加できる流しびなのイベントの開催、ワークショップなどの活動を継続的に行うことで、100年、200年と思川の流しびなが続いていってほしい」と思いを語っていただきました。(2022年2月)

( 代表 諏訪ちひろさん)

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