小山市発祥の児童虐待防止シンボル「オレンジリボン」

小山市の児童虐待件数

児童虐待は、子どもの心身の成長や人格の形成に影響を与えるだけではなく、時に命を奪う悲惨な事件につながることがあります。全国的に児童虐待に関する通報や相談件数は非常に多くなっており、虐待による死亡事例は年間50件を超え、1週間に1人の子どもが命を落としていると言われています。
https://www.orangeribbon.jp/about/child/data.php

平成 30(2018)年度新規に小山市で受理した家庭児童相談は 230 件です。 内訳は、児童虐待が 63.0%、養護その他が 30.0%、特定妊婦 7.0%となっています。平成 25(2013)年度と比べると、児童虐待の割合が 24.8%増加しています。

「子ども虐待」については、身体的虐待、性的虐待、心理的虐待、ネグレクトの4種類があると言われ、これらが複雑に絡まりあって起こる場合もあります。
https://www.orangeribbon.jp/about/child/abuse.php#02

児童虐待防止のシンボル「オレンジリボン」

平成 16(2004)年には、小山市において幼い2人の兄弟が虐待を受けた末に命を落とすという痛ましい事件が起きました。

その翌年、小山市の「カンガルーOYAMA(http://www.orip.jp/content/62)」という団体が、二度とこのような事件が起こらないようにという願いを込め、子ども虐待防止を目指してオレンジリボンの配布を通した啓蒙活動「オレンジリボン運動」を始めました。その後、NPO法人「里親子支援のアン基金プロジェクト」や認定NPO法人「児童虐待防止全国ネットワーク」などと連携し、「オレンジリボン」が全国的に広がっています。

小山市「オレンジリボン」周知へ

「第3期小山市児童虐待・DV対策基本計画2020年度~2024年」では、「すべての市民の人権が 尊重され、いかなる虐待・暴力も許さない社会の実現」を目標に掲げ、その中で「オレンジリボン」の周知にも力を入れています。

小山市では、今までに「オレンジリボンたすきリレー」の実施や2022年開催の「西口まつり」で「子どもたちを虐待から守ろう~小山発祥・オレンジリボン~」をテーマに実施してきました。
特に、11月は「児童虐待防止推進月間」となっているため、この「オレンジリボン」が広く活動を推進する象徴となっています。

(掲載日:2023年1月9日)

 

この記事はいかがだったでしょうか?
疑問点やモヤモヤしたことなどあれば、おやま~るスタッフも一緒に考えますので気軽に相談してくださいね!

その他の地域見える化情報庫の記事は↓から!

地域見える化情報庫