はじめに
今回は、12月14日(土)に開催されたみんなでつくる!子どもの育ちを支える「たまりば」の第3回「“たまりば”まちあるきイベント」についてレポートします。
始めに、「たまりば」の活動目的や前回までの活動の振り返りが行われました。
その後、今回の「西口」と「東口」の2チームに分かれて行う、たまりば発見のためのまちあるきワークショップが開始されました。
西口エリア
まず、西口エリアでは大通り沿いに面しているテナント募集中の空き家や四季彩館、その奥にある開運館と呼ばれる予約制で利用できる場所を見つけました。
そこでは、参加者の方が「昔はこんなお店が入ってましたよね」、「ここで学生達が学校帰りにふらっと寄れる場所になったらいいね」など、さっそく様々な意見交換がされました。
そのまま、まちあるきを進めていくと、市民文化センターでは、「図書館に子ども達が集まれる場所があり何かイベントの開催など利用方法はないか」。「市役所にも1階はフリースペースになっていて、2階にも親子が利用できるスペースがあるから、市民の方へのアナウンスを強化し、人を集まりやすくしたい」。といった意見も出ました。
また、せっかく活用することができるたまりばがあるのに上手く利用されていない場所も発見することができました。
市民の方に活用されるはずの公民館では常に門が閉まっており、「高齢者の方に常駐してもらって、子ども達の一時預かり所にできないか」や「小山市外の人の利用が難しいからもっと外部の方でもより広い範囲で受け入れられるようにしたらいいんじゃないか」など色々な活用方法の意見がでました。
「まちなかプロムナード」という、ゆっくり休めるベンチやドックランなど交流の機会となる場所がありましたが、人通りが少ないため、利用しづらくなっている現状がありました。
その他にも、テラスオヤマと呼ばれる誰でも利用できるテラス席やベンチなどが店舗の前に置かれていました。
しかし、そちらも人が居ないため利用している方が不自然な印象を受けていました。
まちあるきが終盤に差し掛かった頃に、SEKENという有料のレンタルオフィスなどとして、19時までの利用が可能な店舗を発見しました。この場所では既に、高校生が学校帰りにたまりばとして利用されていました。
東口エリア
東口エリアでも、学校や公園などの公共施設をはじめ、駐車場や以前はフリースクールだった空き家など、子どもたちの「たまりば」になりそうな場所を探しました。
「もっとこんな場所があったらいいのに」「こんな活動をすれば子どもたちだけではなく地域のみんなの居場所になるかもしれない」といったアイデアもたくさん生まれました。
おわりに
最後に、まちあるきの振り返りとして、今回見つけた「たまりば」になりそうな場所と気付きについてエリアごとに整理をした後、全体で発表を行いました。
参加者の皆さんのアイデアを伺いながら実際に歩きながら地域の姿を体感することを通して、子どもたちを含む地域の皆さんが欲しいのはどんな場所か、そのために今必要なものは何か、改めて考える機会をいただけたように思います。
今回のまちあるきから、たまりばマップの原石がたくさん発見できたのではないでしょうか。
次回は
次回は、今回までの活動の総まとめとして「たまりば」シンポジウムを開催予定です。
初めて参加する皆さんもぜひお越しください!(https://oyamaru.net/tamaribashinpo2024/)