地区防災計画制度

国が定めた地区防災計画制度

最初に、各市町村での防災対策は国が定めた地区防災計画に基づいて行われています。
地区防災計画とは、一定の地域にお住いの皆さまが、自分たちの地域の人命、財産を守るための助け合い(共助)について、自発的な防災活動計画を策定することです。

従来、防災対策とは国と市町村がそれぞれのレベルに合わせ防災計画を制定し、防災活動がされてきました。
しかし、東日本大震災の経験を通して、自助や共助、公助が連携することが大規模な災害に対する対策に効果的であるという認識が広がりました。
それに伴い、防災計画は平成25年6月に改正が行われ、規定がいくつか追加されました。
それが地区防災計画制度という制度があらたに創設された経緯です。

参考(http://www.bousaisikai.jp/chikubo/plan/)

小山市の地区防災計画

そして、小山市での地区防災計画は、市及び防災関係機関が実施すべき災害予防・復興対策等について定め、災害からの保護を目的としています。
令和7年1月には、「洪水浸水想定区域」の指定に伴う洪水浸水想定区域図を追加するなど、災害時の初動対応に支障がないよう、計画の修正を行うなど迅速な対応をしています。
また、各家庭に毎年防災ガイドブックを配布するなど市民の防災に関する意識向上にも力を注いでいます。

小山市での地区防災計画(災害ボランティアの活動)

計画内には市民活動や災害ボランティアについても記載がされています。

災害ボランティアとは、災害時に負傷者に対する災害応急活動や避難所等の被災者の生活支援など、災害発生直後から復旧過程に至るまでに大きな役割を果たしています。平常時でも市では、行政機関とボランティア等の連携が円滑に行われるよう、緊急時に備えて、相互の連絡・協力体制の整備を図っています。

内閣府防災情報ページ(https://www.bousai.go.jp/kyoiku/chikubousai/index.html)
小山市ホームページ(https://www.city.oyama.tochigi.jp/sp/kurashi/bosai-bohan/bosai/sonaeru/page002659.html)

市民活動での防災対策

具体的に小山市での市民活動では、令和3年12月から開始した災害支援や災害ボランティア活動に興味のある人が繋がる、「災害支援ネットワーク おやま防災」という団体があります。
個人または団体で登録し、ボランティアとして小山市内外の災害支援活動に協力することを目的としています。
内容としては、下の図のように情報発信や災害支援だけでなく、イベント企画など多岐にわたって活動しています。
また、活動の1つには人ではなく、資機材の提供を主に活動しているネットワーク「Stock Yard Oyama」という活動もあります。
こちらは、災害支援活動に「必要な資機材」を「必要な時」に「必要な人」につなぐ仕組み作りもしています。

そして、おやま防災では、いつでも隊員を募集しているのでこの記事を読み、興味のでた方、小山市の防災活動に関心がある方は是非登録してみてください。

おやま防災(https://www.oyama-bousai.net/)

(掲載日:2025年2月27日)

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