小山市のICT導入は進んでいるのか?〜GIGAスクール構想と学校間格差 〜

GIGAスクール構想とは?

「GIGAスクール構想」とは、文部科学省が令和元年度(2019年)から推進する国の教育政策で、GIGAとは「Global and Innovation Gateway for All」の略です。すべての児童生徒に1人1台の端末と、学校の高速ネットワーク環境を整備することで、子どもたち一人ひとりの学びに合ったデジタル教育(教育DX)を実現することを目指しています。授業でのタブレット活用だけでなく、先生たちの事務作業のデジタル化(校務DX)も含まれており、FAXや紙での手続きをなくし、より効率的に働ける環境づくりも大きな柱のひとつです。

小山市での取り組み

小山市では、「子どもの瞳が輝き 笑顔があふれ 元気なあいさつが響く 学校づくり」を教育のスローガンに掲げ、児童生徒と先生のウェルビーイングを実現することを目標にしています。

①良質な学習コンテンツの取り揃え・活用、②ICT活用学習指導のための教職員支援体制確立、③情報モラル教育の充実、をGIGAスクール構想実現の具体施策として位置づけ、以下の取り組みを行っています。

1.教材ポータルシステムを利用し、学習教材の共有や生徒・保護者向けアンケートを実施。

2.事業者委託で整備されたGIGAスクール運営支援センターが、困ったときに頼れる存在として機能し、年間1,215件(令和5年度実績)の依頼を確実に処理しています。

3.親子学び合い事業として、令和4年度に小学校8校・中学校2校でネット時代の歩き方講習会を実施しています。

(参照)

・第3次小山市情報化基本計画 実施計画調書(令和5年度実績)
https://www.city.oyama.tochigi.jp/data/doc/1731398453_doc_334_0.pdf

・Windowsが支える小山市のICT活用…授業・校務・研修を一体に
https://reseed.resemom.jp/article/2025/06/27/11190.html

学校間格差という課題

小山市の校務DX計画や第三次小山市情報化基本計画によると、以下のような問題が浮き彫りになっています。

「クラウド活用に関して学校間格差がある」「ICTを活用した指導について学校間格差がまだまだある」

市は令和7年度末までに、全校が文部科学省の校務DXチェックリスト34項目(現在は31項目)を達成できるよう支援する方針を示しました。

文部科学省が令和8年3月に公表した最新データ(令和7年度)によると、小山市の校務DX達成得点は学校設置者向けが570点満点中490点(約86%)である一方、学校向けは930点満点中469.5点(約50%)にとどまっています。市の方針は着実に進んでいますが、各学校への浸透という点では、まだ課題が残る状況です。市は引き続き、GIGAスクール運営支援センターによる現場サポートや親子学び合い事業などを通じて、学校現場へのICT活用浸透を図っています。

(参照)

・小山市 情報政策(第3次小山市情報化基本計画)
https://www.city.oyama.tochigi.jp/shisei/online-service/page005133.html

・文部科学省 GIGAスクール構想の下での校務DXチェックリスト
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_02597.html

・GIGAスクール構想の下での校務DXチェックリスト
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00085.html

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掲載日:2026年5月4日