発達支援飛翔のもりは、未就学児、就学児の療育施設を運営し、子どもたちひとり一人に寄り添い、「遊び」を通して心身の成長・発達を大切に療育を続けています。
代表の宇梶さんは、定年後に何かボランティアをしたいと考えていました。当時、発達支援を行う療育施設は小山市に１つしかなかったため、畑だった土地を買い取り、2003年に未就学児、就学児をマンツーマンで療育する「リズム園」を開設しました。
その後、支援の幅を広げるために、小中学生向け小グループ療育施設「森のリズム園」、小中学生向け放課後支援施設「花のリズム園」を開設。無償で提供してもらった畑には野菜も育てています。「リズム園」という名の通り、特に音楽で心と体を豊かに育む時間を大切にしています。
当園には、「切り替えが難しい」「言葉が遅い」「落ち着きがない」などの悩みや不安を抱えた保護者が来園します。初めて療育を受ける子どもたちも多く、入園時に子どもの発達具合を把握し、適切な療育に繋げています。
専門家が保護者や子どもの生活全般の相談に丁寧に対応することや、子どもたちの様子や成長の記録も欠かせません。また、保護者の要望に応じて保育所や学校に訪問し、保護者と先生を交えて情報交換や助言も行っています。
地域の人やスタッフに支えられて20年が経ち、200名の以上の子どもたちが登録してくれています。これからも子どもたちが主体となって、遊びを通して心と体を育む時間を大切にしながら活動を続けていきます。（2024年8月）
（代表 宇梶 志郎さん）