◆NPOが継続的に活動するための財源
NPOが、活動を行うには会場費や印刷費、備品費など、様々な運営コストがかかります。継続的な活動のために資金調達は欠かせません。NPOの非営利とは、利益を分配しないという意味であり、資金は全て公益的な目的のために活用されます。
◆資金調達の4種類
参考:『知っておきたいNPOのこと2[資金]編』日本NPOセンター
① 会費(内部性)
会費とは、会員が団体を支えるために支払う費用のことです。活動の運営に関わり、総会で1票の議決権を持つ「正会員」と活動をお金で支える「賛助会員」があります。会費が継続的に集まることで団体の安定した基盤となります。
〈メリット〉
・継続的に収入が見込める(安定性が高い)
・支援者とのつながりが強くなる
〈デメリット〉
・大きな金額にはなりにくい
・会員数を増やし続ける努力が必要
② 寄付金(外部性)
活動に共感した人や企業などが、見返りを求めずに提供する資金です。寄付は、その活動が社会に必要だと認められている証ともいえます。クラウドファンディングや寄付付き商品、チャリティーイベントなど支援の形も多様です。
〈メリット〉
・使い道の自由度が高い場合が多い
・社会的な評価・信頼につながる
〈デメリット〉
・収入が不安定(毎回確実ではない)
・信頼や発信力がないと集まりにくい
③ 補助金・助成金(外部性)
行政や民間組織が、公益的な活動を支援するために提供する資金です。申請や報告の手続きは必要ですが、比較的まとまった資金を得られるため新しい事業を始める際に役立ちます。ただし、使途に制限があるため適切な会計処理が求められます。
〈メリット〉
・まとまった資金を得られる
・新規事業や拡大に活用しやすい
〈デメリット〉
・申請や報告の手続きが煩雑
・継続的に受けられるとは限らない
・使途が制限されることが多い
④ 自主事業収入・活動収入(内部性)
NPOによるサービスの提供、物販の売り上げ、参加費、受託事業などの活動から得られる収入です。
〈メリット〉
・自立した安定収入につながる
・活動を広げながら収益も得られる
〈デメリット〉
・収益化のための工夫やスキルが必要
・営利性が強くなりすぎるリスクがある
◆資金運用のポイント
活動を長く続けていくためには、複数の資金をバランスよく持つことが大切と言われています。NPOの規模や特徴を活かして、安定した運営につなげましょう。ポイントは次の3つです。
①収支を確認する
どの事業にどれだけ活動費が必要か見直します。
②1つの収入源に依存しない
助成金や補助金に頼る事業は、万が一獲得できなかった場合も考えて活動を計画します。
③小さくても継続的な収入を持つ
会費や寄付など、持続的に少しずつ入る収入があると安定します。
■困ったときは「おやま〜る」へ
おやま〜るでは、NPO・非営利法人の設立や運営、組織の活性化、会計・税務、広報など、幅広い相談をお受けしています。どうぞお気軽にご相談ください。
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(投稿日:20260501)