【12/8開催レポート】第3回 登録団体活動発表・交流会

先日開催されたイベント「第3回 登録団体活動発表・交流会」は、いかがだったでしょうか。

参加することが出来なかった方のために今回もレポートをお届けいたします。

今回は4団体による「利用登録団体の活動発表会(質疑応答を含む)」が行われました。

今回から発表時間を少し長めにとり、団体の活動をより伝えられるようにしています。

 ①【小山日中友好協会】(野中美恵子)

 「小山日中友好協会」は20年前に設立され、日本と中国の懸け橋になるためにさまざまな活動を行ってきた。小学生への中国に関する国際理解教育、姉妹都市である紹興市へ派遣される中学生の研修、市民友好訪中団の添乗、「おーラジ」で中国人のために新型コロナ感染症情報を中国語で放送、企業の社員研修、さらに中国国費留学生への希望者の窓口なるなどその活動は幅広い。協会を運営する費用は、これまでの教え子たちによるものを中心に、会費や寄付でまかなっている。

②【とちぎボランティア団体YAMBE】(町田親政)

 「とちぎボランティア団体YAMBE」は、2011年の東日本大震災の復興支援で気仙沼に炊き出しに行った帰りのバスの中で「俺たちに出来ることやんべ!」と設立された。その後、被災地での炊き出しや夏祭りの支援や復興応援バスツアーの実施だけでなく、小山市においても、2度にわたる水害の復興支援、児童養護施設や献血活動の支援を行っている。202189日(日)に文化センター大ホールで津波被災の体験者による講演会「あの日、あの時、あれから10年」を開催する。

③【小山多文化共生進路ガイダンス実行委員会】(安士陽子)

 小山市には現在7000人を超える人が外国人登録をしている。その中には中学生が含まれるが、保護者も中学生自身も日本の高校の受験制度や入試までのプロセスが理解できていない人が大半である。しかし、中卒で学歴が終わると将来日本社会で生きていくにはいろいろと困難がつきまとうと考え、高校進学を支援するために2019年に当会は設立された。2020年は1011日に相談会が開催され、9名の保護者と6名の生徒が参加した。今後ももっと多くの生徒を支援したいとのことであった。

④【まちかど美術館】(川元由美子)

 市役所手前の街角にある「まちかど美術館」は、市民のギャラリーとして、また、アートの交流の場として設立され、今年で17年目を迎える。作家さんたちの支援・貸しギャラリー業務だけでなく、「夏休みアートワークショップ」「クリスマスを楽しく+お正月展」などの自主企画もプロデュースしている。中でも「まちづくり写真展&まちづくりシンポジウム」は毎年高い評価を受けている。「まちかど美術館は、アートを通じてチャレンジする人たちを力一杯応援します」とのことであった。

質疑応答でも疑問や質問など精力的に登壇者に投げかけ意見の交わし合いを行っていました。全体会終了後、参加者は多目的会議室に移動して参加者同士の交流を楽しまれていました。

【参加者の声】

参加した方々からは、「活動費の集め方など参考になることが多かった。」「毎回ですが、皆さんのパワーに圧倒されます。市民活動だけではなく、おやまで事業も含めていろいろな活動があるのを、この交流会で知ることが出来るのはとても貴重だと感じております。」「事業の継続性について気になっていたが、それぞれ無理のない範囲で事業を続けることができるよう仕組みを教えているところが参考になった。」「皆さんのプレゼンが上手で聞きやすかった。もっと多くの市民の方に参加してもらうとより良いと思います。関心を持ってもらえる人は多いはず。」などの感想をいただいております。

【締めの言葉・所感】

今回は小山市外からも話を聞きに来る人がいて、交流も行われ、それぞれ有意義な時間を過ごしていたように感じます。現在、コロナの影響もあり、次回開催を見合わせています。今後も継続して開催しますので、今回参加された方も、参加されたことがない方も是非参加してみてください!

ありがとうございました。