「ギャマノン」はギャンブル依存症者の家族や友人のための自助グループである。全国各地で活動しており、栃木県内で4団体、小山市内で1団体が存在する。市内唯一の活動団体である「ギャマノン小山」は、2021年7月に活動10周年を迎えようとしている。
活動にはギャンブル依存症者の家族や友人が匿名で参加することができる。それぞれが抱えている問題を自由に話し、批判せずに話を聞く。話すことで自分たちの経験を分かち合い、ギャンブル依存症者に巻き込まれないよう、活路を見いだしていく。「一番お願いしたいのは助けを求めること。助けを求めてもらえれば、みんなが力になれると思う」とのこと。その他にも、依存症に対する書籍の読み合わせを実施している。正しい知識を学び、依存症者への偏見が無くなると、見え方や接し方が変わってくるという。
参加者に上下関係はなく、個人情報を明かす必要もない。話したことは外に持ち出さないので、安心して参加することができる。「困ったこと、苦しいことなど、何でも正直に吐き出せる場所なので、来てくれると嬉しいです」と話す。(2021年4月)
(代表 よしゆきさん)
活動日:毎週金曜日 19時~21時 場所:小山市市民活動センター「おやま~る」 ※事前連絡なしで参加可能