泉崎防犯パトロール隊は「安全で安心して暮らせるまちづくり」を目的に平成16年に結成されました。「小さな犯罪があるということは今後、重大な事件が起こる可能性がある。もっと自分たちで犯罪を予防し、減らす活動をしていくべきだ」という現顧問の想いをメンバーみんなで共有し、毎週水曜日と金曜日の定期パトロールだけでなく、防犯啓発看板の作成、設置などの活動を通し、泉崎住民の防犯への関心度を上げ、意識づけをすることで犯罪数の減少を狙っています。
活動は隊員だけに留めず、小山市や泉崎交番と連携して犯罪防止効果を高めています。設立当初、年間89件あった身近な犯罪は翌年には64件に減少。その後も減少を続け、直近10年間は25件以下の犯罪数を維持。10件を下回る年もありました。その成果が認められ、小山市や栃木県からこれまで計４つの感謝状をいただきました。
パトロール時にはごみ拾いなど地域の美化活動も行っています。また、道路の穴ぼこや電球切れ、伸びた樹木で確認できない道路標識などの危険箇所を報告し、泉崎の環境・景観維持に繋げています。パトロールを通して健康促進や交流するのを目的に参加する人もいます。それぞれのやりがいを持ったメンバーが認め合い、支え合い、笑い合い、真剣に話し合ってきたからこそ続けてこられたのだと思います。（2021年12月）
（隊長 丸山仁之さん 顧問 鈴木正さん）