子どもの貧困とは
今、わが国の実に7人に1人の子どもが貧困状態にあるといわれています。
「こどもの貧困」とは、相対的貧困状態にある18歳未満の子どもの存在及び生活状況のことを指します。この場合の「相対的貧困」とは、その国の等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人員の平方根で割って調整した所得)の中央値の半分に満たない状態のことです。
こういった子どもたちは、毎日の衣食住に事欠く「絶対的貧困」とは異なりますが、経済的困窮を背景に教育や体験の機会に乏しく、地域や社会から孤立し、様々な面で不利な状況に置かれてしまう傾向にあります。
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/ending_child_poverty
小山市の現状と対策
小山市の小学5年生と中学2年生全員を対象にした調査によると、等価可処分所得の中央値は275万円であり、この調査における、小学5年生と中学2年生についての子どもの貧困率は10.2%と推定されました(平成27年の全国平均は15.7%)。ただし、本調査では、所得について、厳密な規定による質問となっていないため、ある程度の誤差を含んだ結果となっています。
https://www.city.oyama.tochigi.jp/uploaded/life/221093_255409_misc.pdf
小山市の対策
小山市における子どもの貧困対策は、大きく6つに分かれています。
1 早期発見のための取り組みの強化(こんにちは赤ちゃん事業、産後ケア事業 等)
2 生活支援の充実 (「フードバンク」と連携した食料支援、要支援児童生活応援事業 等)
3 教育支援の充実 (学習支援事業、ひとり親家庭の高校生通学費助成事業 等)
4 就労支援の充実(生活困窮者やひとり親家庭、子どもの就労支援 等)
5 経済的支援の充実 (幼児教育・保育の無償化、こども医療費助成制度 等)
6 相談・支援・連携体制の整備の強化(子ども家庭総合支援拠点整備運営事業 等)
詳しくは下記URLよりホームページをご覧ください。(p32~)
https://www.city.oyama.tochigi.jp/uploaded/life/245738_318890_misc.pdf
(掲載日:2021年12月23日)
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