認知症 行方不明防止

徘徊・ひとり歩き

徘徊・ひとり歩きとは、認知症や若年性認知症の人が、目的や理由があって外出した後、途中で道が分からなくなってしまうというものである。

「ひとり歩き」の根底には、意識障害や認知機能障害があり、自分がいる場所・時間の見当がつかなくなり(見当識障害)、これが長年の生活習慣や職業習慣と結びついて、いろいろなパターンの「徘徊」を引き起こす。

 

認知症行方不明数

全国で認知症による行方不明者は年々増加しており、H26では10,783名だったのがR 2では17,565名に増加した。また、栃木県ではH26 に171名が行方不明になっている。

 

小山市の行方不明対策

  • 小山市徘徊高齢者SOSネットワーク

認知症の方や若年性認知症の方がひとり歩き中に行方不明になった時、事前に市に登録した情報をもとに協力機関と捜索をし、徘徊高齢者等の方々の早期発見と安全の確保を目的とした仕組み。

また、登録した方は徘徊高齢者等賠償保険に加入となり、万が一認知症の方や若年性認知症の方が徘徊中に事故を起こしてしまったときに、賠償責任保険が利用できる。

  • 徘徊高齢者見守りシール

衣服・靴・杖などに貼り付けることができる二次元コード付きシール(1シート分)を無料で配布している。

登録者が行方不明になった際に、発見した方が携帯電話で読み取ると、IDやコールセンターの電話番号が表示される。発見者がコールセンターに電話すると、コールセンターからご家族へ連絡が届き、早期に身元確認・登録者の安全確保につながる。

  • 探索機器の初期費用助成

介護しているご家族の方が、探索機器や見守り機器を利用される際に、機器利用にかかわる初期費用の一部を助成する。(助成上限7,560円)

(掲載日:2022年6月26日)

 

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