渡良瀬遊水地の希少種保全課題と取り組み

渡良瀬遊水地とは

栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県にまたがり関東平野のほぼ中央に位置しています。洪水を一時的に貯水して流水の水害発生を防止するとともに、生活用水を供給する施設です。2012年にラムサール条約湿地に登録されました。

 

自然環境

約半分が広大なヨシ原であり、多様な動植物が生息・生育しています。一方で、その中には国指定の絶滅危惧種も多数存在しています。野鳥では252種類のうち44種が、植物では約1000種のうち60種が、昆虫では約1700種のうち62種がそれに該当します。

 

① 渡良瀬遊水地ヤナギ・セイタカアワダチソウ除去作戦

ヤナギ―外来植物ではないが、密生すると絶滅危惧種を含む在来植物の発芽と育成が妨げられます。
セイタカアダチソウ―北アメリカ原産のキク科の外来植物で、繁殖力が強く、根から化学物質を出し、他の植物の生育や種子が発芽するのを妨げます。
https://www.city.oyama.tochigi.jp/site/wataraseyusuichi/259632.html

② 渡良瀬遊水地ヨシ焼き

広大なヨシ原を維持する取り組みの1つで、毎年3月に行われています。渡良瀬遊水地の湿地環境を脅かす植物や病害虫を駆除し、絶滅危惧種や特産物といった貴重な植物の発芽を促進する効果があります。また、ヨシ原の火事を防ぐのに役立ちます。
 主催 渡良瀬遊水地ヨシ焼き連絡会
https://www.city.oyama.tochigi.jp/site/wataraseyusuichi/267915.html

③ 渡良瀬遊水地の保全と再生及び賢明な活用に関する条例

この条例は、渡良瀬遊水地をみんなで守り、活用し、未来に引き継いでいくため、渡良瀬遊水地の取組や利用者が守るべきルールを定めたものです。
https://www.city.oyama.tochigi.jp/site/wataraseyusuichi/219358.html

④ 小山市渡良瀬遊水地観光地化推進5カ年計画

第 1に、治水機能確保を最優先としたエコミュージアム化、第 2 に、環境にやさしい農業を中心とした地場産業の推進、第 3 に、コウノトリ・トキの野生復帰の「賢明な活用の3本柱」を推進している。
https://www.city.oyama.tochigi.jp/site/wataraseyusuichi/209857.html

⑤ 渡良瀬遊水地第2調節池エコミュージアム基本計画

治水機能確保を優先とした「エコミュージアム化」を実現する為に策定されたものです。
https://www.city.oyama.tochigi.jp/soshiki/43/2153.html

(掲載日:2023年5月30日)

 

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