身近な自然を守ろう!小山市の自然が抱える課題と環境への影響

小山市は思川や巴波川、渡良瀬遊水地などの豊かな自然に恵まれていますが、近年は自然環境にかかわる新たな課題も現れています。これらの課題を知ることは、身近な緑の価値を守り、未来へつないでいくための第一歩となります。

① 外来生物「クビアカツヤカミキリ」の拡大

近年、市内でも外来生物であるクビアカツヤカミキリの発見例が増えています。この昆虫は桜の木に内部から侵入し、木を弱らせてしまう特徴があります。
小山市は、かつて市長が「自然豊かなまちづくり」を進めるために多くの桜を植樹し、市街地でも桜並木が身近に楽しめる地域となりました。しかし、この外来生物の影響により、桜の景観や市民の憩いの場所が損なわれる可能性が指摘されています。
桜は、小山らしさを形づくる大切な緑資源であり、今後も継続的な見守りや対策が求められています。

② 平地林が抱える管理・維持の課題

小山市には、昔から続く平地林がまとまって残っています。
平地林は、
・多様な生き物をはぐくむ生態系の宝庫
・夏の暑さをやわらげる
・地域の景観を支える
など、身近な自然として様々な機能を果たしています。

しかし近年、管理の担い手不足に加え、土地利用の変化によって樹林地が小さく分断されたり。外来生物が入り込んで在来植物が育ちにくくなるなど、平地林の環境が徐々に変化しつつあります。
こうした変化が重なることで、長期的に平地林を健全に維持することが難しくなる場面も見られます。
適切な管理が行われないまま放置すると、生態系のバランスが崩れたり、安全性の低下につながる可能性もあります。そのため、市民・地域団体・行政が協力しながら、平地林を次世代へ残す自然として守っていく取り組みが重要になっています。

https://www.city.oyama.tochigi.jp/data/doc/1743410350_doc_307_0.pdf
小山市の自然が抱える課題と環境への影響

③ 渡良瀬遊水地に生息する多様な野生生物

渡良瀬遊水地は、日本でも最大級の湿地として知られ、鳥獣保護区にも指定された自然の宝庫です。そのため、希少な鳥類や水辺の植物に加えて、イノシシなどの野生生物が姿を見せることもあります。イノシシは本来、広い植生や水辺を好む動物で、こうした自然環境が残る地域では生息が確認されることがあります。また、人が利用する場所と野生生物の生活圏が近い場面もあるため、周囲に気を配りながら楽しむことが大切です。
こうした野生生物の存在は、地域の自然環境が多様であることを示す一方で、人と自然が近い距離にある地域であることも意味しています。

小山市における自然とのつながり

これらの課題は、小山市の自然が多様で豊かである一方で、その価値を守るための取り組みが必要であることを示しています。市民が日々ふれる「まちなかの緑」と、大きな視点で見る「自然体の自然環境」はつながっており、どちらも小山市の魅力を支える大切な資源です。

地域の自然を知り、守り、楽しむこと。
それが、“小山らしい風景”を未来へ受け継ぐ力になるのではないでしょうか。

(掲載日:2025年11月24日)

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