1月24日、小山市役所で「小山地区定住自立圏協働事業~つながる市民活動交流会~」を開催しました。
小山地区定住自立圏協働事業は小山市、下野市、野木町、結城市の3市1町の枠を超えた協働を目指す取り組みです。
基調講演
〇「NPO法人キーデザイン」(https://www.npo-keydesign.org/)
前半はNPO法人キーデザインの土橋さんから、「協働」をテーマに活動の想いや取り組みについてご講演いただきました。
キーデザインは、「ひとりにならない社会」を目指し、不登校で悩む親子の孤立を防ぐため、フリースクール、LINE相談や情報サイト運営を行っています。
また、「不登校離職」と呼ばれる子どもが不登校状態の子どもを持つ親が離職する問題にも課題意識を持ち、企業への研修や悩む家庭の相談にも取り組んでいます。
フリースクールに来る子どもたちの気持ちや行動の変化を日々感じながら、それぞれがチャレンジしたいことに取り組める環境づくりを心掛けています。
そのために、雪山での遊びや職場体験の場所やノウハウ、人材など様々な協力を得て、ここまで活動してきたと言います。企業とのつながりも大切にして、相手のニーズに応えながら社会的意義を伝えることで、お互いの目指すべき景色を共有することが協働のポイントといいます。
県内のフリースクールの情報を繋ぎ、横のつながりで発信していくため「フリースクールネットワーク」も準備しているそうです。
土橋さんのモットーは「手紙を書くように仕事をする」。「その人」という相手のいつも顔を思い浮かべて、一つずつの活動に向き合っています。
「人がつくった問題は、人が解決できる。」そんな言葉で締めくくり、熱い思いが会場に広がりました。

事例発表
後半は、伝統文化、子育て、環境の団体による事例発表です。
①下野市「民話語り部の会ゆうがお」(https://yuugao-minwa.jimdofree.com/)
まずは、代表の黒須さんによる民話「ほれ薬」の語りから始まり、会場の空気が語りの世界に引き込まれました。
「民話語り部の会ゆうがお」は、古民家やグリムの館、学校などで民話語りの活動をしています。
「友達以上、家族未満」である仲間とともに、「良い聞き手がいなければ、良い語りはできない」という語りができる場に感謝をして民話を語り続けています。

②野木町「ほっと♡ステーション」
野木町のボランティアセンターを拠点に「子ども食堂」として活動スタートし、今では高齢者や保護者、地域住民を含めたユニバーサルな「地域食堂」となっています。
食材の提供や「学習フォローアップ」「星の観望会」など多くの地域の人たちと協力して地域食堂を継続してきました。
活動では、「完璧を求めない」ことを心掛け、共に生きる人たちとの居場所づくりをしています。

③結城市「特定非営利活動法人 結城里山の会」
里山の自然を次世代に残し、継承していくために保全・啓発活動団体としてボランティア団体を立上げ、2024年に法人化しました。
特に、子ども達が自然とふれあい合える場に力を入れており、もちつきや椎茸植菌、流しそうめんなど季節に合わせた体験活動をしています。
里山の自然を未来にもつなげていくため、定期的な里山の整備を欠かさずに自然の大切さを地域の人たちに伝えています。

グループ交流
後半は、伝統文化、こども、環境の3テーマでグループ交流。
土橋さんの講演や3つの事例発表の感想や各々の活動の現状や課題を話し合いながら、今後の活動につながるヒントを吸収できた団体もありました。興味関心を同じとする人との新たな交流や協働への機会となりました。
ご参加ありがとうございました。
