小山市介護家族の会

昭和63年に、認知症に悩む家族同士が交流し話し合う会が欲しいという声が小山市社会福祉協議会に寄せられ、有志で会を発足しました。今は、100人以上の会員とあたたかい世話人によって、運営されています。在宅介護、施設入所後の介護、若年性の認知症など様々な家族が、介護の悩みや体験談を話し合い交流しています。

➀偶数月に発行する会報は、会の発足時から軸としている活動です。今年の6月で210号目を迎えました。会員からの介護体験談や俳句、メッセージなどを掲載し、会員同士の交流の機会をつくっています。

➁「介護家族の集い」は、介護者や本人、介護経験者が悩みを話し合い、交流する集まりです。みんなで悩みを共有し、一緒に悩み、介護経験者からの寄り添ったアドバイスを励みにしています。

③小山市からの委託で月2回実施している「オレンジカフェ」には、毎回約30人が訪れます。お茶を飲みながらおしゃべりをする場では、参加者は思い思いの時間を過ごします。音楽療法士の槙さんとの歌ごえの時間は、みんなで歌を歌い、グー・チョキ・パーの手遊び脳トレをしています。「楽しんで失敗しながら、笑い合う」そんな時間のなかでは、参加者の笑顔がたくさん見られます。

会は、発足から35年経ちました。今後も、必要な人がいる限り、会員同士で手を取り合いながら認知症の悩みを語らう場をつくり続けていきたいです。(2023年12月)

(代表 神山 美智子さん)

【オレンジカフェ開催中】

日時:毎月第2・第4火曜日(午後13時30~15時30)
場所:旧小山市保健福祉センター4階研修室
電話:世話人代表 神山さん(090-4397-5512)