昔ばなし大学・語りの会

「昔ばなし大学・語りの会」は、子どもたちに昔ばなしの楽しさを伝えるために、“より良い語り”を目指して励んでいるボランティア団体です。

昔ばなし大学は、昔ばなしの良し悪しを見極める耳と目を養うことを目的に、小澤俊夫先生が全国各地で開いている市民大学です。当団体は、大学で昔ばなしを語り伝える意義やメッセージについて学んだ後、「より一層、良い語り」を学び続けたいと思って集まった人たちによって結成されました。

子どもたちの心に響く語りをするために、年に2回、藤井いづみ先生から各々の語りを講評してもらう場があります。

9月の講評会では、日本の昔ばなしやタイの昔ばなしなど自分で選択したの昔ばなしを語りました。昔ばなしは、語り継がれてきたものなので、文字で読むより語った時にこそ生きてくる世界といいます。

おはなしの何を届けたいのか、どのようにしたら子どもたちに伝わるのかを意識して語り、聞き手が子どもの立場になって聞く大切な時間です。その場を経て、会員各々が市内の小・中学校や公民館などの「おはなし会」に参加することができるのです。

会員15名は、みんな本が大好きです。だからこそ、おはなしを通して、ひとりでも多くの子どもと良い本をつないでいきたいと思っています。(2022年12月)

(代表 内田敏子さん)