根っこの会

20年間、西口地区活性化のために活動している「根っこの会」を紹介します。会の始まりは、2003年に代表である清水さんが「地域の商店街を未来の世代に残すために何かしなければ!」と思ったのがきっかけでした。その後、商店街の女将さんに設立趣意書を見せて回り、それに賛同した18名と結成しました。

初めの2、3年は、上町会館でクリスマスチャリティバザーを行いました。2007年に、現在の拠点である「まちの駅思季彩館」が市の管理として開館され、地域を盛り上げるために、会のメンバーも関わり続けてきました。地元で採れた季節の食材を使った手作り弁当は大人気でした。

2016年から始まった味噌作りは、子どもたちを夢中にさせました。2019年には、ピクニックマルシェに出店して手編み体験や輪投げ体験を提供し、2020年から、高齢者向けの健康イベントも開催しています。

また、手作り体験や季節を感じられる企画を行ってきました。12月恒例のクリスマスチャリティイベントは、小学生がボランティアとして参加したこともあります。1月は初市で豚汁を振舞い、2月は郷土料理しもつかれを販売します。

「根っこの会」という名前は、決して目立たなくても地道に根を張り、強く長く地域とつながりたいという願いが込められています。今後も、この根を未来の世代につなげられるように地域の人たちと育てていきます。(2022年2月)

(代表 清水 とみ子さん)