要支援児童生徒と「子どもの居場所」

要支援児童生徒とは

要支援児童生徒とは、保護者の養育を支援することが特に必要と認められる児童であって要保護児童*にあたらない児童のことをいいます。具体的には、育児不安(育児に関する自信のなさ、過度な負担感等)を有する親の下で監護されている子どもや、養育に関する知識が不十分なため不適切な養育環境に置かれている子どもなどがこれに含まれます(厚生労働省「資料3.用語解説」https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv37/dl/6-10.pdf)。

このように養育が不十分で貧困や虐待にある家庭環境で生活する子どもたちに、食事、入浴、学習などの支援を行い、子どもたちの人権を守り、健全な育ちと社会的自立につなげるための場所が「子どもの居場所」です。

県内に「子どもの居場所」は、12市町村に少なくとも24か所あり、10年で5倍に増えていると言われています。(詳しくは「下野新聞SOON2024.3.12」https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/867295

多くは行政からの受託事業で民間団体が、食料品、物資の寄付、ボランティアによる地域の支えによって運営されています。また、子ども食堂など地域づくりの交流の場からの居場所も増えてきています。

安心できる地域の大人と交流し、時間を共有する中で一人一人の子どもたちの人権を尊重し、体験や成長できる居場所づくりを工夫しています。

*要保護児童…保護者のない児童又は保護者に監護させることが不適当であると認められる児童のことをいう。具体的には、保護者の家出、死亡、離婚、入院、服役など の事業にある子どもや、虐待を受けている子ども、家庭環境 などに起因して非行や情緒障害を有する子どもなどがこれに含まれる(厚生労働省「資料3.用語解説」https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv37/dl/6-10.pdf)。

 

小山市にある要支援児童生徒のための「子どもの居場所」

小山市には、2か所「子どもの居場所」があります。

  • 子どもの居場所「おひさま」

(運営団体:NPO法人 子どもの育ちを支える会 さくらネット小山)

活動日:土曜日午後月2回(学習支援)、週4回放課後~午後7時(要支援児童生活応援)など

おやま~るインタビュー記事:https://oyamaru.net/202009-2/

  • 子どもの居場所「シリウス」

(運営団体:特定非営利活動法人ビリーブ)

活動日:月・木曜日(男の子対象)、火・金曜日(女の子対象)

場所:小山市天神町2-2-23(シリウス)

連絡先:0285-39-8499/080-8051-521

おやま~るインタビュー記事:https://oyamaru.net/believe/

 

(掲載日:2023年10月9日)

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